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きちんとしているのにお金を貸してくれません。どうしたらいいですか?

税理士に決算申告してもらっています。税金も払っています。それでもどこに行ってもお金は貸せない、と言われます。どうしたらいいでしょう?

金融機関が融資を断るのには、それなりの理由があります。金融機関が経営者を判断する材料は、突き詰めれば決算書しかありません。その中に、貸せない理由がたっぷり盛りこまれているはずです。

金融機関にとっての大事は、融資したお金が回収できるのか、ということです。赤字が続き、税金も未納というのでは、返済不能を予告するためにある資料です。お金を借りることはできません。黒字の決算ときちんと納税、それが融資を受けるための礼儀です。

債務超過は、欠損金の額が、資本金の額を上回る状態をいいます。この場合は、お金を借りることはできません。債務超過でも借入できる場合があります。不動産の担保が入り、連帯保証人が連なり、保証協会の保証がついている場合です。決算内容に関わりなく融資は得られます。そのため経営者は数字に関心をもつ機会を失います。経理なんかという人もいます。そして融資は突然ストップします。なぜ急に?食い下がってみても、その理由は教えてくれません。政府の金融政策、小規模企業への支援の姿勢は頻繁に変わります。銀行内部の都合によることも考えられます。いずれにしてもその理由は教えてくれません。

決算書の債務超過は、資本金を増資し、しかる後に減資する方法と、会計上の操作で利益をだす方法との、いずれかの方法で償却することができます。自社にとっての借入限度額を認識しておくことも大切です。売上の3ヶ月を超えると危険という見方がありますが、それよりも月の返済額が粗利益の何パーセントなら可能かを知っておくことの方が現実的です。粗利益の率は業種によって異なるからです。

 

銀行に借入申込にいったら増資を勧められました。どうしたらいいでしょう?

銀行員が増資を勧めるのは、融資できません、ということの別な表現です。金融機関は事業所の生殺与奪の権力を持っています。そのため銀行員は仮面をつけないとできない職業のひとつです。言いにくいことを言わなければならないのは、誰にとってもやっぱりイヤなことです。なにを言いたいのか分からない、奥深い言い方をする人もいるものです。

 

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